GORE-TEX ZL ダウンジャケット ショート
■その機能
ジャケット全体写真。
写真が小さくわかり難いが様々な機能が盛り込まれているのでこれから説明します。
裏側の白い部分は再帰反射素材によるフラッシュの反射で本来は黒。説明にはライダーの存在を協力にアピールとあった。
※マウスを乗せると裏側の写真となります。
(以降写真にはマウスを載せてみて下さい)
●ネックプロテクター
 ボタンとマジックテープにより真正面からしっかりガードして喉元への風雨を防ぐ。表地のポリエステルによるあごの擦り火傷が起こり難いようプロテクターTOPと首周りにはネオプレーンのような素材となっている。
●後衿防雨プロテクター
 雨天時に折込まれて収納してある後衿スペーサーを立てればヘルメットと衿の隙間からの雨の進入を防止できる。
●エアベンチレーション
 背中上部の3箇所のボタンを取ると大きく表地が上に開き、ファスナーが出てくる。これの開度を調整することで籠もった空気を排出出来る。抜群の透湿性を誇るゴアテックスといえども真夏の気温下ではエアベンチレーションが必要なのかもしれない。
(気温28℃の晴天時ではベンチレーションを開けなくても快適でした)
●タンクプロテクター
 ジャケットの裾を絞るのに真ん中にベルトのバックルがあるとタンクを傷つけるが、ジャケット中央に左右を閉じるカバーがあると傷となり難い。
●バックルレスセパレートベルト
 この機能は秀逸で、先に述べたタンクを傷つけないようセンターのバックルを廃止し、両サイドにマジックで留めるだけでウエストの調整が出来てしまう。休憩時片手で剥がすとしゅるっと緩み楽チン。引き絞って留める時も片手で出来てしまう。
●ワイドオープン袖口
 ファスナーを開くとゆったりと袖幅があり、大き目の腕時計やグローブしながらでも着れるかもしれない。
●袖口
 ネオプレーンで2枚手首を覆い隠すよう装備されていて風雨の進入をガードする。
●袖幅調整タブ
 高速時の袖のバタつきと疲労を軽減する。ミラーによる後方視認性UPにも貢献する。
●袖幅調整タブ
 上腕の袖幅を2段階に調整可能なタブ。これにより上記袖口上と同じく高速時の袖のバタつきと疲労を軽減する。ミラーによる後方視認性UPにも貢献する。
●脇アジャストフラップ
 スリムなシルエットを保ち、高速走行時のバタつきと疲労を軽減する。2段階調整可能。
●らくらくコインポケット
 常にコインがポケット中央に集まるように設計されたポケット。しかし意外と小さくてウィンターグローブ装着時は取り出し困難かもしれない。サイズ的に高速券は入らない。

 その他にジャケット左右に通常のファスナー式ポケット有り。
 そうそう、全てのファスナーはグローブしたまま操作し易いよう大き目のフラップを装備。
●シークレットポケット
 赤いコードで開閉する表地と裏地の中間にあるポケット。携帯や貴重品等をしまえる。
●インナーの取り付け
 首周りや袖にフラップを取り付ける箇所がある。ラフロード製インナージャケットならズレにくく便利。
■そのプロテクター
●脊椎プロテクター
 ジャケット内側のマジックテープファスナーで出し入れ出来る。
●脊椎パッド
 圧縮ウレタンで暑さ6mmの通気孔がある。柔軟性がありショックを吸収しそうだがこれだけでは大事故には少々心配だ。しかし実際はジャケットには暑さ10mmのカーボンPVCレザーのアウタープロテクションが装備されているのでなかなかのものだ。しかし05年にRR-10014の10mm厚ウレタンボールディングされた脊椎パッド980円が発売されたので厚さ・通気共にそちらがお勧め。
●RR-10028ハード脊椎パッド2900円
 やはり05年に体の動きに追従する4アクション強化プラスティックパッドというオプションが発売された。これは上記の10024に輪をかけたパッドで、管理人はこちらを購入し、初期装備パッドと重ねて使用している。アウターパッドと合わせて計50mm近い厚さの脊椎パッドに守られている管理人は幸せです(謎
●ショルダー・エルボーガード
 ジャケットアウター。10mmはあり、安心。これに以下のパッドをインナーとして装着すれば物凄く安心。これもPVCレザー。
●ショルダー・エルボーパッド
 ジャケットのインナーパッド。欧州の厳しい基準であるCE基準をクリアーしたパッド。発泡スチロールみたいな感じなんだけどね(笑。これとアウターで安心。
■ダウンインナージャケット
別途「アイテム - インナー」として紹介予定
メーカー:ラフ&ロード
価格:51450円(ダウンインナージャケット付き)
総評:激しく高額なジャケット。しかしまず、
@初期耐水圧45000gと透湿性13500〜20000g/m2/hのゴアテックスインサートが大量に使用されている
A快適を追求した様々な機能が盛り沢山
Bプロテクターもしっかり装備
Cダウンインナージャケットも標準装備
ということを考えるとけして損じゃない、妥当な価格に思えてくる。
特に@の耐水圧4.5kgは台風並の中でも濡れないことを意味している。また安価なジャンンバーやレインコートやレインウェアーで蒸して気持ち悪い経験が誰にでもあると思う。(管理人は透湿性の無いウェアーで軽登山や階段を登り物凄く蒸れてびっしょりになった経験がたくさんある)それが透湿性0〜3000g/m2/h程と推測する。その軽く4〜7倍の透湿性は快感。一度味わうとゴアテックス信者となることだろう。まさにオールシーズン着ていられる管理人が選定するNo.1ジャケットである。


インプレッション
 04年冬から05年夏にかけて使用してみました。
対応気温
 15℃(5℃)〜35℃。
  高速を走ると寒いので付属のダウンインナージャケットを組み合わせると10℃までは快適でした。気温5℃までならなんとかなりました。0℃は未経験なのでもしかしたら行けるか!?
 上限は35℃とありますが、私の経験が35℃までということです。背中のベンチレーション機能を利用も相まって汗による湿気をどんどん放出しているせか35℃という暑さでも意外と着ていられます。もちろんゴアテックスは風を通さないのでメッシュジャケットに比べれば涼しくはありません。

雨天
 梅雨の豪雨
  全く雨を通しません。※撥水スプレーでメンテナンスしていなかったのですが那須への高速道路での豪雨で立証できました。ただ手首はゴアテックスメンブレンが入ってませんので撥水スプレーか、別途グローブなどでカバーする必要があります。
※撥水スプレーは必ずフッ素系を使用して下さい。市販の安価なシリコン系では透湿性を損ないます。

結論
 15〜25℃において快適なジャケット。豪雨も防ぎカッパ要らず。春秋冬の3シーズンがベストですが夏も可能。これ一枚で年中手軽にツーリングすることが出来る。朝晩寒いかな!?雨ふるかな!?と迷ったら最適な選択肢です。
HOME / 快適のススメ / アイテム / TOP
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送