■序章
 伊豆。東京に住んでいる者にとって手短な観光スポット。東の相模灘、西の駿河湾に挟まれ、稜線を走る東西スカイラインからは両方の広大な海と雄大な富士を望める。なんとも魅力的な半島なのだ。

 管理人は中型二輪免許を取得してから伊豆を訪れたいと切に願っていたが、ロングツーリングとなると、どうしても遠く、普段訪れられない魅惑的な地をめざしてしまったせいで身近すぎる伊豆は後回しにし、その結果今回まで訪れることは無かった。

 12月に入り大好きな山岳・高原風景のある地を訪れることが厳しくなってきた。そこで伊豆の週間天気予報を毎日3度チェックしてみると伊豆は最低気温こそ4、5°なるものの最高気温は16°を記録する日も稀ではなかった。防寒装備を完璧なまでに揃えてきている手前、路面が心配な那須も魅力的だったが、何故か伊豆が呼ぶのである。やはり10年越しの恋心に似た感情が頭をもたげているのだろうか、やはり伊豆を選んだのであった。

 伊豆に決定してみると、当HPの「What's new」ではルートを記していたがルートの選択に迷う。
伊豆は大きく分けて5通りのアクセスルートがあるのだ。

 @湘南バイパスからの東海岸線
 A箱根経由の伊豆スカイライン
 B修善寺からの国道414号南北横断線
 C修善寺からの西伊豆スカイライン
 D沼津からの西海岸線

これだけでも迷うのだが、更に中伊豆周辺ともなると何通りもの魅力的ルートが存在し、取材材料に事欠かない。

@は早朝なら渋滞まではいかないが混雑するルート。しかも車でもよく通ったことがある。
Aは取材の手前、箱根と伊豆を分けて訪れたいのが本音。
Bは伊豆横断の主要道であり市街地・通勤渋滞も予想される。
Cは今回のハイライトを西伊豆スカイラインに設定したいので当日後半に訪れたい。
Dは富士を後手に回るルートとなり、いささか気が引ける。

迷いにまよったが気持ち良い伊豆良道の入門は伊豆スカイラインからかな、と思いAとなった。

 決まると早いもので朝4時に起きて(PCの更新処理が朝4時に終わりそれ以上は早く仕事ができない)店へと向かい即発注機にデーターを落とし込む。朝っぱらから真っ暗な店内を走り回り5:30には終了。のこりの仕事は帰宅してからだ。

 バイクを店頭へ移動し荷を積みセルを回す。
キュルルル〜、
まったく掛からない。10秒ほど待ってセルを2度繰り返すが回転数の針は0まで落ちる。
寒くなったな、一発で掛かっていたのに。
04ホーネット初のチョーク掛けを行う。一発で始動し暖気する。
頭の中はスカイライン風景でいっぱいだ。暖気もそこそこに薄暗い道を走り始めた。
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