豪雨の那須
 CBR1100XXを納車して早1週間。早く飛び出したいのですが休みもなかなか・・・天気も最悪・・・
そんなこんなで前日にツーリングを行くことに決めたのだった。しかし休めるのは午前8時からだ。

 しかし、天気予報をみると、南〜西は晴れっぽい。逆に北〜東は曇り〜雨のようだ。
私的には天気予報を見て三浦半島ちろとてちん丼ツーリングか、西伊豆、富士山にしたかったのだが、
妻が「伊豆は嫌だな〜遠いし、度々行ってるし、富士山も帰り(東名・中央が)混みそうで・・・」
私「でも、那須は曇りだよ、甲子道路〜ボルケーノハイウエイ〜那須岳は天気が良くないと・・・」
妻「疲れすぎだから、温泉入ってマッサージがいい」
私「はいはい・・・orz」
な〜んて、ショックだったけど、実はCBR1100XXで遠くへ行ければよしとしていたのでどこでもいいや、と(笑。
朝起きて天気予報をチェック。
お、那須12:00頃晴れかも。前後曇り。
7:00起きで8:30には出発のはずが
9:30出発となる。
昔サイズも考えなく購入したフルフェイスがきつくて頭痛いということで原付用ジェットヘルメット、危ないし、インカム聞こえ難いのに・・・
 首都高速中央環状線へ四ツ木ICより入る。すると、いきなり渋滞・・・。まぁ堀切JCTが渋滞するのはいつものことだが、電光掲示板を見ると、事故渋滞・落下物渋滞とあった、なんだよ、2ヶ所かよ・・・orz
 まず堀切JCT合流後で乗用車とトラックが衝突、次に、トラックの古紙が大量に散乱していた。あ、あぶない・・・その間わずか2km20分、ずっと止まっては走り、の連続でクラッチが重くて早くも左手に疲労・・・。事故などは本当に迷惑だ。しかしその後は水を得た魚のようにかっ飛ばして東北道へ。
 東北道浦和本線よりXXを快適に飛ばし早くも渡良瀬川に。これは子供の頃より思い出深い橋梁。電車の鉄橋のようでうれしかった記憶がある。東北へ行くという実感を湧かせるもので今では群馬県に入った目印でもある。(すぐに栃木県に入るのだが)
 東北道は、東京からわずか50kmでこんな感じの田園風景が広がる。写真は佐野藤岡に近いところだから自宅から約70kmか。これで晴天だったらもっと気持ちよいのに・・・。しかししっかり夏草の匂いがしていて遠くへむかっているぞ!という気になっていた。
 10:30佐野SAに到着。20分の渋滞だったがいつも通り1時間でここまでこれた。(車やホーネットでは自宅から佐野SAまで丁度1時間なのだ)XXで快適に早くこれたおかげだ^^
しかし、ライダーが前傾姿勢な為、パッセンジャーはホーネットより風圧がきついらしく、またその速度に慣れていない為、SAにつくとヘロヘロしている我妻。聞くと120km/hが少し楽だそうだ。この後は速度を落とそうかな。疲れを考慮して30分休憩・・・orz
 11:00佐野SAを出発。10分ほど走った時、
ザー、
と雨が降ってきた・・・(-_-;)
すぐ止んでくれ、と思いつつ、速度を速める。
だめだ、止まなそう・・・
妻はRSタイチのドライマスターをジャケットとして着ているが、ズボンはジーパン。
(しかしXXの空力の良さのおかげであまり濡れていなかった^^)
最寄のSAにでもと思ったが近いのは約10km先の都賀西方PAだ。先を急ぐ。
都賀西方PAについてバイクを停めた瞬間、
ザザー、
と、豪雨になった・・・。車やバスから降りる観光客からは
「キャー」「うわー」の声が。
おいおい、梅雨だから大気が不安定なのはわかるが、栃木全般の天気を見たら降水0mmだっただろー・・・orz
少し通り雨に期待して、レインパンツを出してあげたら、黒いXXが着た。彼もレインウェアーを着込みに寄ったのだろう。挨拶しようかと思ったが足早にトイレへ行ってしまった。黒いXXを見てみると、後期型の逆輸入車だった。
こんな物寂しいPA(でもバイクスペースは屋根付きで広い!)で唯一遭ったバイクがXXとは奇遇である^^


パンツを履かせると、多少弱くなったのですぐに出発。黒鳥さんお元気で。
しかしすぐに豪雨・・・
私はゴアテックスZLライディングジャケットを着ているが、ダウンインナーを着ないこの時期には速度120〜30km/hで豪雨が当たると腕が痛かった。まわりの飛ばしている車も、豪雨と飛沫で視界不良なため80km/hまで落としていた。私もそれに習う。
しかしすごい雨だ。ただ、グローブ、ジャケット、パンツと、ゴアテックス尽くめな装備だったので、その有用性は立証できた形にはなったのだが。
実際数度の洗濯で表地の撥水効果が失われていたが、まったく雨の進入をシャットアウトしてくれた。
残念なのが、グローブの手首の覆いが短いため、手首は雨の侵入を許してしまったのだが・・・
次回雨の確立があるツーリングではリストアシストバンドも携帯しよう。暑いと思ってうかつだった。
しかしゴアテックスライナーはすごいなー蒸れずに豪雨を通さない。これは快適。


気を取り直して北上開始。その後も豪雨と霧雨の連続だったが那須の手前の黒磯PAで休憩する。
トイレへ行こうとした時ヘルメットをバイクから地面へ落とす!・・・
どうやらインカムからコードを取り外さずにバイクを離れたからだった。
一昨日コンパウンドで磨いて真っ白にし、シリコンスプレーで美品へと戻ったRX-7 RR4だったのに(泣。
しかしどうやら、柔らかいエアダクトがクッションになったようで衝撃と傷が少ない。雨の路面とシリコンスプレーの潤滑さも手伝っていたようだった。家に帰ったら磨いて傷を無くすか。


15分休んで、那須ICで降りる。何度も来てるから地図いらないくらい。
右折して県道17号を北上する。那須に着たら絶対通るよね、県道17号。
雨脚は大分弱くなってきた。時刻は12:30だ。おなか減った。
そうそう、今日は「ジパツー」で紹介されていた那須のレストラン「あ・かうはーど」へ行ってみた。
那須黒毛和牛料理の店だ。

那須にマッチするおしゃれな門構え
自社牧場で丹精込めて育てられた極上の黒毛和牛の料理と創作料理を提供している店。
素材にもこだわり、野菜はすべて国産のものを使用している。
 雨なのに、いや、雨だからこそ、従業員を入り口で出迎えるサービスが。
早速店内へ。店内は、洋風な外観とは違い、中華風な建築様式だった。
一番奥の窓際へ案内された。
濡れたジャケットなどを脱ぎ、椅子に座る。
二人ともおなか減った。早速メニューを見る。
サーロインステーキ8000円・・・
その他4000円とか平気でメニューに・・・
当然一般庶民である私達は普段なら1000円以下ですが
せっかくなので2000円以内のものを探す・・・orz
結局、妻が選んだ人気メニューのひとつ
黒毛和牛網焼きステーキのめし泥棒丼
1659円

和牛の量は少ないけど、柔らかくて厚みのある牛肉がジューシ。ご飯の上にパリパリに揚げたれん根と水菜、キムチ、レタスをちりばめ、自家製ソースと特性ドレッシングでご飯とよく絡めて食べるその味は、癖になる美味しさ!
こちらは私が選らんだ
特製ビーフカレー・サラダ・ビーフコンソメスープ付。
1659円
よく煮込んである旨みのあるカレーにはかぼちゃのてんぷら、長いいんげん2本、、完熟トマト2ヶ、揚げ茄子2切、細切ポテトフライがサクサクと食感UP。
カレーライスにうるさい私をも唸らせる見事な味!
でもライスは少なかったです。
おなかもいっぱいになり、熱いコーヒーで体もあったまり、やっと人心地着いた。
外を見るといまだ雨は止みあがらない。
こんな天気では、当初予定していた
「那須甲子道路」「ボルケーノハイウェイ」「那須岳」にいってもつまらない。
やっぱり晴れ男の私の言うとおりにしておけば、と妻に文句も言ってみたり。
とりあえず、あ・かうはーどの会計をすまして傍にある肉の直売カウンターでお土産の肉を買う。
親切なご当地のおばさん2人で、「良い温泉と部屋で休憩できる場所」を丁寧に教えてくれた。
でも、「きたないよぉ」と言っていたのが気になる・・・
お礼を言ってあ・かうはーどを後にする。


肉直売店員に聞いた有名な「鹿の湯」は、あ・かうはーどから北に数km行った所で右折する。細い登り道で、途中からダートだった(汗。
私「本当にこの道なのか?」
妻「うん・・・でもあやしいね」
そうすると、下から腰の曲がったおばあさんが歩いて来たので道を聞くことに。
おばあさん「鹿の湯はこの先にあるよー。でも、汚い湯だよー、あんたら若い人達が入るところじゃないよ」
なんて言ってた。やっぱりここでも「汚い」か・・・
でも「ジパツー」ではよさそうな湯だったんだけどな。混浴だと困るけど。
で結局道もダートだし、雨凄いし、引き返すことに。
しかし、こんな狭い道のダートで、Uターンとは・・・傾斜で左足が地面に届かないし・・・
なんとか苦戦して足つきUターンを終えた。
私「どこいこうか?」
妻「うーん、時間ないし、ゆったりできるところって、この前のところしか無くない?」
と、いうことでクアハウスに行くことに。本当はご当地の秘湯がよかったなぁ。


そんなこんなで14:00、ブランヴェール那須へ。ここは2004年12月31日にも訪れたところだ。
豪華なクアハウスがあり日帰り入浴も可能なこの場所は東京都職員共済組合保養施設で公共の宿泊施設。温泉はもちろん那須温泉の湯。弱アルカリ性単純泉なので神経痛や冷え性などにも効く。露天風呂や岩風呂風の内風呂もある。水着着用のバーデゾーンには寝湯、うたせ湯、気泡浴、アロマ浴、ミストサウナなど13種類の温泉施設と20mプールや子供プールがあり、大きい窓越しに見える那須の自然とともに温泉を楽しめるのでのんびりとリフレッシュできる。
とりあえず一人1800円払って温泉へ。
(ネットで割引券600円あり・・・orz)去年は雪の降る露天風呂を堪能してきたが今日は雨の降る露天風呂だった。何気に今日のツーリングは体が冷えていたので気持ちよかった。あったまるな〜。その後マッサージを受けようと思ったらやってない、シーズンOFFだし平日だからかな?仕方なく電動マッサージ椅子で慰める。すると気持ち良くて寝てしまい、気づいたら60分寝ていた。時刻は16:20。か、帰らなきゃ(汗
雨が続く中、東北道を南下する。
それも栃木南部になるにつれ雨脚が弱くなり
南の空が明るくなってきた。
帰りはSA毎に休憩することに。
上河内SA、佐野SAで休憩。
佐野SAでは下り線にあった「くまカステラ」を子供にお土産にしたくて「腐るから帰り買おうよ」と。登り線で寄ったのだが、しかし売ってなかった・・・妻に攻められたのは言うまでも無い・・・orz
しかしここの自販抽出ミルクセーキ、旨かったなぁ
19:15、蓮田ICに到着。流石に辺りは暗くなってきた。ここのSAも10年前に比べると変わったなと思う。
なにしろファミリーマートあるし。
ここで何を思ったか、いつも小食な妻が何か買いにいってしまった。帰ってくると、揚げ蒲を持っていた(笑
「20:00には着くから、自分から夕食お願いしておいたくせに、おなか減らさないとうちの親にわるいぞ」といったが目が欲しがったんだと。
しかし蓮田はバイク用の屋根がなくてもし雨だったら嫌ですね。
19:30、蓮田SAを後にする。もう道路は暗いが、オレンジ色の道路灯がまぶしかった。閑散とした東北道もこの辺りになると、かなり混雑してくる。でも右車線140km/hで流れてるってどういうこと!?

首都高混雑状況が表示される電光掲示板を走りながら見ると、向島〜箱崎の渋滞がひどい。しかし私達の家の最寄は千住新橋だから、渋滞は無さそうで安心した。

(あーあともう少しでXXから降りなきゃいけないんだな・・・)
なんて、考え事をしていたが、
予想通り20:00丁度、帰宅。(結構私って、昔から体内時計・時刻予測正確なんですよ、なんでだろ!?)
「ぱぱー」
「ばーばー」
と2児の声がした。
見上げると、窓から顔を出す4歳と1歳の子供達。
正直、(こんなに雨ばかりなら、車で一緒に連れてゆけば喜んだかな)
と、事故も無く帰れたことに安心しながら、複雑な心境だった。

おわり

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